地方住みの我が家にとって、自家用車は必須の存在です。
日々のガソリン代や車検含めたメンテナンス費用、高速の利用料金など合わせると、年30万程度の費用が発生します。
会社員の平均年収が400万円程度ですから、手取りの10%は車関連費用に費やしている人もいることでしょう。
我が家では、株主優待をメインに自家用車に関連する費用を大幅に節約する仕組みを構築しています。今回の記事では、具体的にどのようなことをしているか紹介していきますね。
準備したこと
1:まず、メンテナンス費用節約のため…
- オートバックスの株を夫婦で1,000株ずつ購入
- イエローハットの株を夫婦で100株ずつ購入
2:次いで、自動車税の支払いを節約するため…
- 早稲田アカデミーの株を家族4人で100株ずつ購入
- 上新電機の株を家族4人で1株ずつ購入
3:日々発生するガソリン代を節約するため…
- クオカードを優待としてもらえる銘柄を仕込む
4:最後に高速道路の利用料金を節約するため…
- ETCマイレージサービスへ登録
- イオンNEXCO西日本クレジットカードを申し込み
- イオンの株を100株保有
株主優待メインなので、下準備のため結構な費用がかかりますが、準備を完了できたら優待が続く限りは半永久的に自家用車の関連費用を節約することが可能です。
それでは、それぞれ説明していきます。
メンテナンス費用の節約
昨年から買い集めていたオートバックスですが、保有株数が1,000に到達しました。
SBI(特定):400株
SBI(NISA):64株
楽天(特定):520株
auカブコム(特定):16株
※auカブコム分は全額ポンタPで購入妻にも1,000株保有してもらっており年4万円、長期保有で年5.2万円の優待を獲得予定です。 pic.twitter.com/5ZDzkvtFSe
— 一馬力会社員 (@Hanaab500) January 9, 2024
- オートバックスの株を夫婦で1,000株ずつ購入
- イエローハットの株を夫婦で100株ずつ購入
2024年1月時点での相場では、この準備を完了するために約350万かかります。
下手したら車1台買えるかもしれません。笑
オートバックスを1,000株保有すると、オートバックスで使用できる年20,000円のギフト券が贈呈されます。更に、3年以上の保有で26,000円までアップします。
夫婦で保有していれば、年間52,000円分確保できます。オートバックスのギフト券は使用期限がないため、2年貯めて車検の費用を賄うことも可能です。
一方、イエローハットは100株の保有で年6,000円分の割引券が贈呈されます。
夫婦で保有すれば12,000円です。注意点として、イエローハットの優待は使用期限(贈呈から約1年間)がありますので、オイル交換など短期のサイクルで必要となるメンテナンス費用の節約に活用するべきでしょう。
私の場合、実際にオイル交換に使用しましたが、割引が効いてお得にオイル交換を行うことができました。
イエローハットの優待を初めて消化しました。半年毎のオイル交換に最適の優待でした🚗 https://t.co/7n8FwQgCFk pic.twitter.com/gyoFfuXqD4
— 一馬力会社員 (@Hanaab500) December 9, 2023
夫婦2名義でオートバックス1,000株×2、イエローハット100株×2を保有した場合、優待で節約できる金額は、年間最大64,000円になります。
こちらの記事で詳しく解説していますので参照ください。
自動車税の節約
毎年5月頃に届く自動車税の納付書、高いですよねぇぇ泣
さすがに自動車税は節約無理だろうなと思っていましたが、楽天Payが自動車税の支払いに対応したことによりひらめきました。
それは、株主優待をラクマで売却し、売上金を楽天キャッシュに移行、楽天Payで楽天キャッシュを充当し自動車税の支払いを完了!といったスキームです。
そこで気になるのは、ラクマで売却する株主優待ですが、それは早稲田アカデミーと上新電機の優待です。
早稲田アカデミーの優待券、フリマサイトで5,000弱で売れてるんですよね。
仮に4名義で100株ずつ保有すれば2万円相当の収入を確保。
3年以上保有すれば倍になるので、4万円に。
自動車税が楽天ペイで支払えるようになったので、早稲田アカの優待で自動車税を賄いたいと考えてます。 pic.twitter.com/CJuDYm9qkw— 一馬力会社員 (@Hanaab500) July 17, 2023
- 早稲田アカデミーの株を家族4人で100株ずつ購入
- 上新電機の株を家族4人で1株ずつ購入
上記の条件を達成するためには、現時点での株価で約65万円が必要です。
早稲田アカデミーの場合、年1回5,000円分の授業料割引券が贈呈されます。
仮に家族4名義なら20,000円分になります。更に3年以上の保有で倍になりますので、最大40,000円の価値になります。早稲田アカデミーの優待はほぼ額面通りで売却できますので、手数料などを考慮すると35,000円相当の楽天キャッシュを確保することが可能です。
早稲田アカデミーを単元化しました。内訳は、SBI90株、auカブコム証券10株(pontaポイント)で、ポイント比率10%でした。同日に妻にも100株購入してもらい、世帯で2単元保有です。来年中に子供2人にもそれぞれ100株ずつ保有させ、優待による自動車税無料化を目指したいと思います! https://t.co/1FrSyg38PD pic.twitter.com/dhXkVAakyI
— 一馬力会社員 (@Hanaab500) August 14, 2023
一方、上新電機は1株で優待がもらえる界隈では有名な優待銘柄ですが、我が家の場合4名義分で約11,000円相当の稼ぎになりました。
家族総出で1株ホルダーとなった上新電機。フリマサイトで売却済みです。わずか1年で恩株に笑 pic.twitter.com/1Vww3y9bLT
— 一馬力会社員 (@Hanaab500) December 11, 2023
家族4名義での保有が前提ですが、このスキームで年間46,000円の楽天キャッシュを獲得可能です。
よほど排気量が高くない限りは、自動車税を賄うことができるはずです。
株主優待の継続と相場環境に影響されますが、現況の条件下であれば毎年の自動車税をゼロにできます。
ガソリン代の節約
毎日自家用車を使用する方にとっては、ガソリン代は最も節約したい費用でしょう。
ガソリン代の節約方法として支払いにクオカードを活用することがあげられます。
そのためには、クオカードを優待としてもらえる銘柄を仕込む必要があります。
数は少ないですが、クオカードでガソリン代を支払うことが可能なガソリンスタンドがあります。
以下、クオカードのHPも参照ください。
https://www.quocard.com/member/eneos/
株主優待でも結構な企業がクオカードを優待品として取り決めています。
我が家での一例ですが、クオカード優待目当てで以下の銘柄を購入しています。
- リコーリース
- INPEX
- 日本取引所グループ(25年度で廃止)
- ティーガイヤ
- JIA
- 明光ネットワーク
- 日本毛織
- ひろぎんHD
- プロネクサス
- 早稲田アカデミー
リコーリースよりクオカード着です。
この銘柄は、コロナショック真っ只中に購入しました。
あっという間に3年経過し、5,000円相当にグレードアップです。 pic.twitter.com/Akj6ZN31Tp— 一馬力会社員 (@Hanaab500) June 29, 2023
世帯での保有分としては、年3万円ほどのクオカードが送られてきます。体感として、半年分のガソリン代はクオカードでカバーできている印象です。
クオカード優待も、優待廃止が無い限りは毎年贈られてきますので、ガソリン代の節約にうってつけです。
高速道路の利用料金を節約
一般的に節約が無理そうな高速代も、株主優待を絡めて節約することが可能です。
手順としては以下の通りです。
- ETCマイレージサービスへ登録
- イオンNEXCO西日本クレジットカードを申し込み
- イオンの株を100株保有
まず大前提としてETCマイレージサービスに登録する必要があります。
ETCマイレージサービス:https://www.smile-etc.jp/
こちらは、後述する優待で獲得したポイントを高速代の無料通行分として活用するスキームに必要不可欠な作業になります。
その次に、イオンNEXCO西日本クレジットカードに申し込むと同時にETCカードを発行、ETC番号をETCマイレージサービスに登録します。
イオンNEXCO西日本カード:https://www.aeon.co.jp/card/lineup/w-nexco/
最後にイオンの株を100株保有で、仕込みは完了です。
なぜ、このような工程を踏む必要があるのかと言うと、イオンの優待で獲得したWAON POINTを1.2倍のレートで高速代の無料通行分に交換できるからです。
イオン株を100株保有することでオーナーズカードが贈呈されます。このオーナーズカードを使用することにより、イオングループでの購入金額の内3%をキャッシュバックしてくれます。キャッシュバック方法は現金かWAON POINTのどちらか選択できますが、高速代の節約に充てるならWAON POINTを選択します。
イオンオーナーズカードを初取得です。これで毎週の食品購入代が3%キャッシュバック。
年間100万ほどは購入しているので、年間3万円の恩恵を見込んでます。その他、毎年届く100円割引券570枚と18,000円相当のイオンギフトカードを活用して、イオングループを使い倒したいと思います🛒#株主優待 pic.twitter.com/cN7Q9qW0t3— 一馬力会社員 (@Hanaab500) October 29, 2023
キャッシュバックで獲得したWAON POINTはイオンカードのホームページ上でNEXCOが運営する道路での無料通行分に交換することが可能です。
しかも、レートは1.2倍なんです。例えば10,000円相当のWAON POINTがあれば、12,000円相当の高速利用料金に交換することができます。
この交換作業が可能なカードが、イオンNEXCO西日本カードなんです。
通常のイオンカードでもイオンカードセレクトではダメです。
【イオンカード】暮らしのマネーサイト
https://www.aeon.co.jp/
詳しくは以下の記事で解説していますので、ご覧ください。
我が家の場合、メインスーパーがイオン系列であるため、年間3万円相当のWAON POINTがキャッシュバックされます。そのため、1.2倍をかけた36,000円相当の高速代を節約することが可能です。
車関連費用の節約に株主優待が大活躍!
自家用車を保有している限り、自動車税・メンテナンス費用・ガソリン代・高速代は恒久的に発生する、いわゆる固定費となります。
毎年贈呈される株主優待を最大限活用することにより、自動的に節約することが可能です。
今回の記事では株主優待による節約額にスポットをあてましたが、紹介した各銘柄から配当金も発生しますので、金額によっては車関連費用をゼロにすることも十分可能です。
例えばオートバックス1,000株なら年60,000円の配当金がもらえます。夫婦2名義なら年120,000円です。配当だけでも車検いけそうですよね。
カーメンテナンス取扱店でも、QRコード決済が可能な店舗も増えてきました。今回紹介した方法以外にも、楽天ポイントやdポイント、ポンタポイントなど各種ポイントに交換できる優待を活用するもの全然ありだと思います。
優待も目まぐるしく変わっていってますから、今後も最適な節約方法を模索していきたいと思います。
以上、車関連費用を節約するために我が家で実践している方法についての紹介でした。